ライフイズストレンジ ビフォアザストーム【ネタバレ感想・評価】ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストームをクリアしました！
個人的に心に残ったところや、感想・評価をまとめていきます。
ところどころネタバレしているので、知りたくない人はクリアしてから読んでね！
ビフォア ザ ストームのあらすじや詳細はこちらの記事からどうぞ。
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ライフイズストレンジ ビフォアザストームはクロエのマックスに向けた日記・SNSがグッとくる
前作（ライフ イズ ストレンジ）はメニュー画面からマックスの日記が読めましたが、ビフォア ザ ストームではクロエの日記を読むことができます。
字体は前作と同じではなく、あくまでも「クロエが書いた」別の手書き風な書体になっています。
芸が細かいですよね！（前作のマックスが書くまるっこすぎる字が苦手だったので、個人的には嬉しい変更でした）
そしてグッとくるのが、マックスに向けて書かれた日記です。
かつては親友だったマックスとは疎遠になってしまい、連絡をしてみても返信はまばら…。
クロエはマックスからの返信がくるか気に病むよりも、日記で一方的にマックスへの思いを綴っていたんです。
それがこちら。
タバコもお酒も大好きな不良少女なくせに「最悪」を「サイアク」と書き、自らを「絶交されたクロエ」と書いちゃう悲劇的なクロエちゃん。
そして何気に字がカワイイ。
特に注目したいのがこの1文。
あたしが現実のマックスより日記のマックスを選ぶかもしれないけどな。
一生ここで、架空のかつての親友かつ文通相手でいるんだ。
まぁ時間が経てばわかるか。
百合メンヘラか！
マックスのこと好きすぎるでしょ！
これ日記ですからね？
送らずしたためてるダイアリーですからね？
荒れまくった生活を送ってるくせに、心は乙女なクロエ少女。
さらにSNSの履歴を覗いてみると、2人がどんどん疎遠になっていく記録が残っています。
クロエがメッセージを送るも、マックスからの返信はポッポツしか返ってきていません。
そして、ついには音沙汰ナシでとまっています。
- 親友の引っ越し
- 父親の死
- 母親にできた彼氏（デイビッド）
- 家庭崩壊
当時のクロエの孤立した心境を考えると、とても胸が痛くなりました。
ライフイズストレンジ ビフォアザストームのクロエ、マックスのこと好きすぎ問題
クロエは、レイチェルとの会話の節々でもマックスの話題を出してきます。
内面描写では特にマックスマックス言っています。
- マックスはなんていうんだろう
- マックスがいたらどうするだろう
そんなことばっかりクロエは考えています。
部屋にもしっかりマックスとのツーショット写真を飾っています。
どんだけマックス好きなんだよ！
レイチェルとクロエとの狭間で揺れる百合心を、これでもかと見せつけてくれます。
日記では突き放すようなことを書いていましたが、やっぱりクロエの1番の親友はマックスなんでしょうね。
レイチェルとの仲が深まるにつれて「レイチェル＞マックス」のような言動をとりますが、思い悩むと行き着く先はマックスの存在です。
疎遠になっても、返信こなくても、クロエにとってマックスは他に変わりがいない大切な人なんでしょう。
のちに再会する（前作）ことを考えると、いじらしいですね。
クロエ、キミは３年後にマックスと一緒にまた笑いあってるぞ！
ライフイズストレンジ ビフォアザストームのラストも「究極の2択」を迫られる
前作同様、今作のラストも究極の２択を迫られます。
前作ではマックスがクロエに向けての選択でしたが、ビフォア ザ ストームではクロエがレイチェルに向けて選択することになります。
最後の選択は、レイチェルの本当の母親セラに関する下記の２択。
- レイチェルに全てを打ち明ける
- レイチェルを真実から守る
「レイチェルに全てを打ち明ける」を選択すると…。
セラは「レイチェルに会う気がない」という残酷な真実を告げることになります。
「レイチエルを真実から守る」を選択すると…。
「セラには会えなかったが、セラはレイチェルのことを心から愛してる」という嘘をつくことになります。
どちらの選択を選んでも、クロエとレイチェルの友情は変わることなく続きますのでご安心を！
しかし、この３年後にはレイチェルが亡くなってしまうことを考えると真実は隠したまま、嘘をつくエンディングの方が僕は好きでした。
それは偽りの平和ではありますが、プレイヤーだけが知るレイチェルの後先の短い人生を考えるとその方が幸せな気がします。
ライフイズストレンジ ビフォアザストームはエンディング後の演出がキツイ！結末を知っている人には強烈すぎるラスト
エンドロールが終わったあとに流れる映像が、かなりショッキングです。
レイチェルの携帯がアップで映り、そこにはクロエからの着信が鳴っています。
しかし、レイチェルがそれに応える様子はありません。
その後ろでは、パシャ…パシャ…という、カメラのシャッター音が響きます。
映像に映っているその部屋とはー。
そう、変態クソ教師ことジェファソン先生がレイチェルを葬り去ったあの部屋です。
前作ではマックスやビクトリアも連れていかれましたよね。
あぁ…胸クソ悪い！
レイチェルとクロエの友情物語の余韻に浸ろうとした直後、最後の最後で一気に現実を見せつけられます。
そうでした、これは前作よりも過去のお話でした。
レイチェルがその後どうなったのかを考えると、かなり精神にくるラストでしたよ。
ライフイズストレンジ ビフォアザストームのトロフィーは「落書き」をするとゲットできる
前作は、マックスが要所要所で「写真を撮ること」でトロフィーをゲットできました。
一生懸命リスをおびき寄せてシャッターを切ったりと、ただ単に撮るだけではなく攻略性も必要でなかなか楽しんだ思い出があります。
それが、ビフォアザストームでは「落書きをすること」に変わりました。
そうです、あの雰囲気あるキレイな風景でプレイヤーの心をガッチリ掴んだアルカディア・ベイの街に、クロエが落書きしまくります。
やめなさいっての！！
…でも、これが結構おもしろかったんです。
落書きポイントを前にすると「落書きする」の選択肢が出て、一心不乱に描き殴るんですよ。
いつでも落書きできるように、常にペンを持ち歩くクロエ。
どんなシリアスな場面や感動シーンでも、実は持ってるんです。
荒れた態度をみせつつも、こっそりペンを忍ばせるクロエを想像するとかわいかったです。
ライフイズストレンジ ビフォアザストームは日本語字幕とボタン操作が地味にストレス！
ビフォア ザ ストームは、前作では気にもならなかった箇所がなぜか改悪されています。
日本語字幕がヘンなところで改行されている
字幕が単語や文の途中でも改行されているため、読みづらいんですよ！
いちいち目でしっかり追って読まないといけないんです。（上の画像参照）
例えば
いくら写真撮っても あん
たがいくなったら 意味ないじゃん
あなただけはいつ
もどおりね クロエ
みたいな感じで表示されます。
あぁ！読みづらい！！
映像や音楽がキレイなだけに、字幕問題は気になりました。
×ボタンが決定ボタン
ボタンの操作性が洋ゲー仕様のままで
- ×ボタン＝決定
- 〇ボタン=戻る
となります。
前作は大丈夫だったのになんでだ！
慣れてしまえばなんてことないのですが、プレイ前半はしょっちゅう間違えてイライラしていましたw
／まとめ
細かい改悪はありますが、前作「ライフ イズ ストレンジ」をプレイした人には最高にたまらない作品になっています。
マックスが引っ越してしまう直前の物語を描いた“Farewell （さよなら） ” というボーナスエピソードも収録されているので、マックスファンも必見ですよ！
1周クリアするのにの必要な所要時間は、10時間程度のボリューム感です。
空いた日にサクッと遊ぶことができますので、社会人にもおすすめですよ。
興味がある人はぜひ遊んでみてくださいね！
