みなさんはユニコーンというバンドを知っていますか?
知らないって人は「奥田民生がいるバンド」といえば、ピンとくるんじゃないでしょうか?
そうですそうです、あのゆるいオジサン代表みたいな奥田民生です。
そのユニコーンの「私はオジさんになった」という曲がとても良いんです。
そもそもは奥田民生の50歳を祝うイベント曲
「私はオジさんになった」は、もともとは奥田民生の50歳を祝う「OT50祭」というライブイベント用に作られた曲なんです。
(ちなみにユニコーンは節目節目でメンバーの誕生日を祝うイベントを開催しています。仲良しか!)
なのでこの曲、CD発売もされておらず配信限定なんです。
そんなことからユニコーンの活動を追ってる人以外は知らない、という人がほとんどだと思います。
いやー、それはもったいないですよ!!
特にオジサンには是非とも聞いてほしいですw
いい曲なんでぜひ紹介しますね!
ユニコーン「私はオジさんになった」は名曲
どうでしょうか。
このふてぶてしい感じ(褒めてる)
たぶん僕が10代で学生だったら全く響いてないと思いますw
「ゆるい曲だなー」ぐらいで聞き流していたでしょう。
しかし今現在、いわゆる「大人」になったからなのかこの曲すごく沁みるんです。
僕のブログをよく読んでくれている人はなんとなく気付いてそうですが、僕って
「最近毎日が変わりないなぁ。刺激ないなぁ。」
という風に考えがちなんですよw
いや今も全然楽しいんです。
ただ、学生の頃に感じたワクワクやドキドキを社会人になってからは感じることが少なくなったなぁ…とかよく考えちゃうんですよ。
ずっと現状維持というか。
いやまぁそれも不満はないし、幸せなことなんですけどね。
この曲を聞くとそんな「ぼんやりとした喪失感」みたいなものを肯定してくれて
「歳とるのも悪くないな!」って思えるんですよ。
別に今のまんまでいいじゃん!みたいな。
この曲にそんなメッセージ性があるのかは置いといて。
散々聞こえのいい明るく希望に満ちたこと言っといて、結局は
「んなわきゃない。するわきゃない。」
ですからねw
特に僕が好きなのはここの歌詞。
悪しき伝統煩わしいしきたり
ついついいつもやるパターンやルーティーンなど
全部取り払ってクリーンな自分に
まずはギターたちを売り払ってみよう!
なわきゃない するわきゃない
やらないんかい!!
って感じですが
「そっか、そうだよね。別に無理することないよね」って勝手に励まされていますw
くるりのボーカル、岸田繁さんもツイッターで過去にこんなことを言っていました。
ユニコーン新曲「わたしはおじさんになった」は、タイトルはともかく、奥田民生氏が作ったいちばん素晴らしい曲のひとつじゃなかろうかと思っているのです。おやすみなさい。
— 岸田繁 (@Kishida_Qrl) 2015年5月12日
僕も同感です。
CDで出してもヒットするってタイプの曲ではないでしょうが、ユニコーンの中でも大好きな曲です。
ユニコーン(奥田民生)の「私はオジさんになった」/まとめ
ユニコーンの「私はオジさんになった」って曲が素晴らしいっていうだけの記事でした。
奥田民生さんが曲に込めたメッセージと、受け手の僕とではズレがあるのかもしれません。
でも、応援されるわけでもなく自分の気持ちに寄り添ってくれる曲ってありますよね。
20代の今でこうなんだから「私はオジさんになった」はもっと歳をとった30代、40代になって聞くとさらに響いてくるんだと思います。
音楽って不思議ですねぇ。
今までなんとも思わなかったけど、60歳になってはじめて響く曲とかも出てくるんだろうな。
こう考えると歳をとるのも少し楽しみです。
とりあえず、僕も「すーるーわーきゃなーい♪」の精神でいようっと。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
あ、「私はオジさんになった」と同じく奥田民生の50歳を祝う「OT50祭」用のこの曲も良いので載せておきますね。
これは励まされるとかではなく、ただ単に笑いたいときに聞いてますw